1. 第7回 【WordPress】 GCP WordPressの「apache2.conf」を編集する
環境:Debian 9 php 7.0 Apache 2.4.25 MySQL 5.7 Cocoon
目的:WordPressファイルの編集やプラグインが正常に動作するようにするため。
WordPress(Google Click to Deploy)では「Apache 2.4」が初期設定で入っています。
第6回までは、
プラグインを導入していません。
また、WinSCPでWordPressファイルを直接編集できるように設定してきました。
なぜか、
「Apache 2.4」の「apache2.conf」の編集にあります。
「Apache 2.2」は「httpd.conf」というファイルみたいです。私は扱ったことはありません。「httpd.conf」を扱っている人も同様に正常に動作していないという人が多く見受けられます。
理由は、「Apacheの権限設定」に尽きると思います。
注意点 「Apache 2.2」あるいは「Apache 2.4」
第3回でも書きました。
「Apache」を使用している人のあるあるですが、権限設定の変更をしないと、「プラグインや「.htaccessファイル」など他にもありますが正常に動作しない可能性が多々あります。
正常に動作する部分と、正常に動作しない部分が、ごちゃまぜになっていって、結局は何が問題で全体的に正常に動作しないのだろうか。その壁にぶつかります。
変更内容はとても簡単です。この注意点、知らないときついです。私もその一人でありましたので。
ソースコードを編集します
この第7回で初めてソースコードの編集をします。とはいえ、慣れてくると文章を編集する作業と変わらないような気がしてきます。
これを、コマンドプロンプトなどで、編集が完了しているのかどうかわからないまま行なっていくと素人の私には耐えられなかったので、第6回までにWordPressファイル編集が楽なように設定してきました。
ソースコードを編集するソフトですが、私は「Sublime Text 3」を使用しています。日本語化もできます。私も日本語化をしましたがする必要ないかと思います。
- 該当のファイルを開く
- 編集する
- 「Ctrl」+「S」で上書き保存
結局のところこれしか使ったことはありません。日本語化する意味があまり感じられませんでした。
「Sublime Text 3」を利用するのであれば、リンク先からダウンロード可能です。他にもテキストエディターはたくさんあるので、自分が好きなものを利用すれば良いと思います。
- WinSCPGCPのVMインスタンスにログイン
- WinSCP「apache2.conf」
ローカルにデフォルトファイル保存
- WinSCP「apache2.conf」
ローカルに編集後ファイルととして保存
- WinSCP「apache2.conf」
編集ごファイルをGCPのVMインスタンス側へアップロード
- SSHシェル「apache2」再起動
GCP側で「SSH」起動、コマンド入力
1.1 「WinSCP」でログイン
「WinSCP」でログインして、「GCP」の「VMインスタンス」の中身、WordPressファイルを編集します。
第6回に設定した情報でログインして、次へ進みます。
過去のデータが残っていてダイアログが出てきたら「更新」をクリックします。
1.2 ログイン後
ログイン後はどのディレクトリにいるかは、その人によりけりです。上の赤枠は一番上位のディレクトリということを指しています。
その中の「etc」ディレクトリをダブルクリックで開いて、次へ進みます。
1.3 apache2.conf
「etc」ディレクトリの中にi「apache2.conf」があります。OSによっては、「httpd.conf」というファイル名だったりもします。
1.4 ローカルへ保存
WinSCPでは、左側がローカル、右側がWebサーバーとなっています。下の画面の右側のファイルをクリック&ドラッグして、左側のローカルへコピーします。
- 右側のファイルをローカルに「WordPress設定ファイルデフォルト」を作成して保存します。
- さらにローカルに「WordPress設定ファイル」作成してコピーを保存します。
- 編集後に何かあった場合は、デフォルトファイルに置き換えて元に戻せるようにします。
私は、こういうことがコマンドプロンプトなどでは簡単にできないから好きではありません。というか嫌いです。でも元に戻せない時もあります。
WordPressファイルが簡単に扱えるようになったからといって、設定ファイルを編集をしますから、第3回のスナップショットでバックアップを取っておいたほうが良いです。
1.5 apache2.conf 編集
実際の編集は、ものすごく簡単な内容です。
ローカルの「WordPress設定ファイル」フォルダのファイルで編集します。
172行目あたりにある、「AllowOverride None」→「AllowOverride All」と書き換えるだけです。
1.6 apache2.conf 編集後
「AllowOverride None」→「AllowOverride All」と書き換えた後です。
不安であれば、下記をコピペしてください。
<Directory /var/www/>
Options Indexes FollowSymLinks
AllowOverride All
Require all granted
</Directory>
1.7 apache2.conf をWebサーバー側へ
「apache2.conf」をWebサーバー側へドラッグ&ドロップして上書きします。
もし仮に、「apache2.conf」ファイルが見つからない時には「ファイル検索」します。
1.8 ファイル検索
検索しても該当ファイルがない時は、「httpd.conf」の可能性が高いです。
1.9 apache2 再起動
「apache2.conf」を編集した場合、「apache2再起動」する必要があります。
- GCPへアクセスします。
- 「メニュー」「Compute Engine」「該当のVMインスタンス」の右側「SSH」をクリックします。
- 「SSH」コマンドシェルが立ち上がったら、下記のコマンドを入力して「apache2」を再起動してください。
- 「$ 」は目印ですので「sudo」からコピーして利用してください。
$ sudo service apache2 restart
1.10 さいごに
「apache2.conf」ファイルはWordPressにとって、とても重要なファイルです。
編集前に必ず、
- スナップショットでバックアップを取ること。
- 「apache2.conf」ファイルをデフォルトのままで保存しておくこと。
この2つは絶対に忘れてはいけない作業手順です。
そして、ファイル編集後
- 編集作業終了後にアップロードすること。
- アップロードしたら、「apache2再起動」すること。
ローカルで編集した疲れからアップロードを忘れることがあります。アップロードをしたのにも関わらず設定が反映されないことが多々あります。そんな時はだいたいが、再起動し忘れています。
このあたりを忘れずに「apache2.conf」ファイルを扱えるようになってくると、ちょっと板についてきたかなと勘違いして調子に乗ってきます。バックアップを取ることを忘れて痛い目を見ます。
【コメント】 ※「メールアドレス不要」