GCPのロードバランサーを利用した「tokyo2020unofficial.com」の設定です。
ロードバランサーを利用していない「投票2020」の設定はこちらの目次です。
ロードバランサーはランニングコストが高いので一時休止しています。気分次第で記事は更新していきます。
第2回 【WordPress_ロードバランサー】 GCP で WordPress のバックアップをする。
環境:Debian 9 php 7.0 Apache 2.4.25 MySQL 5.7 Cocoon
目的:WordPressをバックアップする。ロードバランサー作成の準備でもあります。
- 慣れれば1分でできますので頻繁に取っています。
ロードバランサーを作成するにはこのバックアップの「スナップショット」が必要です。
「スナップショット」とは、「GCP」でバックアップすることをいいます。「Snapshot」は「ある時点(瞬間)におけるVMインスタンスの全体像を丸ごと写し取ったもの」です。
このバックアップは、「データベース」「テーマ」「設定」「投稿」など、何から何までバックアップしてくれます。実際に「WordPress」が動作する「VMインスタンス」の設定を容易にバックアップすることが可能です。
特に設定の「変更前」「変更後」に頻繁にバックアップ
- PHPファイル
- .htaccessファイル
- confファイル
- CSSファイル
- PHPバージョンアップ
- MySQLバージョンアップ
- OSバージョンアップ
- プラグイン
- などなど
1.1 どのインスタンスでもバックアップ可能
GCP 26 instance = 1 admin + ( 5 region x 5 instance ) でテストした時のインスタンスグループです。どのインスタンスでもバックアップすることが可能です。
ロードバランサーに必要なインスタンスグループを作成するには、この順番が必要不可欠になります。
- 第2回スナップショット
- 第3回イメージ
- 第4回インスタンステンプレート
第5回にSSH認証鍵取得について記載しています。
- 第6回インスタンスグループ
それでは、実際にバックアップを行ないます。
1.2 バックアップのスナップショット開始
- 「メニュー」、「Compute Engine」、「スナップショット」の順でクリック。
1.3 スナップショット設定画面
- 「スナップショットを作成」をクリック。
1.4 スナップショット作成画面
設定項目の説明です。
- 「名前」:
任意。「最後に日付」を入れておくと分かりやすく便利です。
- 「説明」:記入しておくと便利です。
(例、PHP 7.0→PHP7.4へバージョンアップ前。)
(例、PHP 7.0→PHP7.4へバージョンアップ後。)
- ソースディスク:
バックアップ対象のディスクを選択。
- ロケーション:
- マルチリージョン → アジア太平洋全体でバックアップ
リージョン → 東京リージョンなど単一でバックアップ
このサイトでは「マルチリージョン」でバックアップを取っています。
- 作成ボタンをクリックして、2,3分程度でバックアップが完了します。
1.5 バックアップの転送量
下記画面、赤枠「スナップショットのサイズ」には、2種類あります。
- 「フルサイズで転送」
VMインスタンスを新規で作成した時や、結構な変更を加えた時。
- 「変更があった差分だけ転送」
継続してVMインスタンスを利用している時。(通常はこちらの差分です。)
下記画面、「ゾーンディスク」末尾部分で「どのVMインスタンス」をバックアップしたのかが詳細にわかります。末尾部分は自動割当です。
1.6 さいごに
バックアップの作業時間は、慣れてしまえば、1分で行えます。
他にもバックアップをとる方法があります。
WordPress のテーマでバックアップする方法です。これには、バックアップされない部分があったりします。
また、プラグインでバックアップを取る場合でも、同様のことが発生する可能性があります。
WordPressを利用している人は、できる限りプラグインを入れずに動作を軽くしたいと考えていると思います。プラグイン無しでバックアップ取りたい方にはおすすめです。
次は、第3回です。
第3回 【WordPress_ロードバランサー】 GCP で WordPress のイメージを作成する。
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