1. 第21回 【WordPress】 プラグイン Media Library Folders for WordPress
環境:Debian 9 php 7.0 Apache 2.4.25 MySQL 5.7 Cocoon
目的:メディアファイルをフォルダ管理できるようにする
今回は、「第21回」の部分です。このプラグインは単体で利用しても、とてもシンプルにメディアファイルを管理できます。日本語化にはなっていませんが、「add, create, move, copy, delete」このくらいの英語しか使わないプラグインです。
Windowsエクスプローラーのように、フォルダツリーの形状にしてくれるので、メディアファイル、特に画像を多用する方にとっては非常に便利なツールです。
- 気持ちいいほどに「メディアファイル」を管理することができるようになります。
- 「WordPress」本体に負担をかけることなく、「Google Cloud Storage」から配信できるようになります。
- 「PageSpeed Insights」の「次世代フォーマットでの画像の配信」「webp」ファイルで配信ができるようになります。
- 第20回 WordPressプラグイン 「EWWW Image Optimizer」
- 第21回 WordPressプラグイン 「Media Library Folders for WordPress」
- 第22回 GCP 「Google Cloud Storage」のバケット作成と権限の設定方法
- 第23回 WordPressプラグイン 「WP-Stateless」と「GCS」を連携させ、メディアファイルをGCSから配信させる方法
- 第24回 今まで設定したメディアファイル連携やhttps設定を行うとどうなるか、ついでにサイトアイコン変更
迷ったプラグイン
- FileBird – WordPress Media Library Folders
このプラグインもフォルダ別でメディアファイルを管理することができます。最初から利用したら使いやすいのかも知れませんが、「歴史の長い人」にとっては導入するプラグインではないと思います。
理由は、プラグインをインストールした後、それまでの「メディアファイル」「メディアファイルフォルダ」をインポートします。すると、初期表示されるフォルダがきちんと並んでいない状態になってしまいます。
もちろん、昇順、降順のソートできる機能はあります。でも、毎回、毎回、毎回、昇順降順を行なわないとならないことが鬱陶しくして「Media Library Folders for WordPress」のプラグインを選びました。
- WordPressMedia Library Folders for WordPress
インストール、有効化
- WordPressMedia Library Folders for WordPress
設定
- WordPressMedia Library Folders for WordPress
どんな感じになるのか
1.1 Media Library Folders for WordPress
- 「WordPress管理画面」「プラグイン」「新規追加」で「Media Library Folders for WordPress」を検索します。
- 「今すぐインストール」をクリックして、次へ進みます。
- WordPressのプラグイン「あるある」で、「インストール前」と「インストール後」の名前が違うこと。そういう時は、作成者で判断すると良いです。
- このプラグインは「ロゴ」の部分まで含めてすべて違います。統一してくれたら良いのに。使いやすいのに探しにくい。なんなのこの矛盾。
1.2 有効化
- 「有効化」をクリックして、次へ進みます。
1.3 有効化後の注意点
- このプラグインの最大の注意点、ポイント、間違えやすく、致命的な点。
- 「Media Library Folders for WordPress Reset」リセットなんだから、一番最初の状態に戻るのは分かるけれど、プラグイン一覧に表示されるのはどうかと思います。
- このことは「WordPress管理画面」「ツール」「サイトヘルス」の項目でも同じで「停止中のプラグインを削除してください。」と表示されます。
全部無視しないと初期状態に戻ってしまいます。
- 絶対に「Media Library Folders for WordPress Reset」を「有効化」したり「削除」したりしないことです。下記画面で「有効化」したら、初期状態に戻りますから。
1.4 設定
- 上記の注意点さえ気をつければ、特別な設定は必要ありません。
1.5 メディアフォルダ管理画面
- 下記画面では「uploads」フォルダと「Add File」が重なってしまっていますが、「php7.0」の時の画面です。
- 下記画面、上部の注意書きにもある通り、「Current PHP version, 7.0.33-0+deb9u7, is outdated. Please upgrade to version 7.2」と書かれています。
- 「お前まだ、PHP7.0使ってんのかよ。時代遅れなんだよ、早くphp7.2くらいにはしろよ。」という感じですが、機能としてはしっかりと動作します。
1.6 メディアライブラリ
- このプラグインを導入したら、「メディアライブラリ」画面からメディアをアップロードすることはしません。
1.7 ボタンを左から順に説明
- 「Add File」:ファイルを追加する
- 「WordPress管理画面」「Media Library Folders」「下記画面では重なってしまっている部分が Add File」です。
- この「Add File」から「メディアファイル」をアップロードします。
1.8 「Add Folder」:フォルダーを追加する
- 「Uploads」は、WordPressの初期設定でメディアファイルをアップロードする場所です。
- 「Uploads」をクリックして「Folder Name」を入力し、「Create Folder」をクリックすると、「Uploads」の一つ下の階層にフォルダーを追加できます。
1.9 「Add Folder」の右側
- 初期設定では「Move」となっています。
1.10 「Move」をクリックすると
- クリックすると「Copy」にすることもできますが、使ったことありません。
1.11 「Delete」
1.12 「Select/Unselect All」
- 「すべて選択」or「すべて選択解除」です。
1.13 フォルダツリー
- 下記画面では「PHP7.0→PHP7.4」へバージョンアップした後なので、フォルダツリーは重なっていません。
- 「フォルダツリー」はかなり見やすいです。
1.14 「ブラウザ縮小画面」
- 下記画面は「Ctrl+マウス下スクロール」で「ブラウザを縮小画面」にした場合です。
1.15 もう一つのWebサイト
- 「Tokyo2020 unofficial 非公式」でも利用しています。都道府県コード毎にフォルダーを分けて管理しています。
1.16 フォルダー数
- どのくらいのフォルダー数まで作成できるか、上限はわかりません。この画面を良く見ると、都道府県コードのフォルダツリーですが、「GCP」説明用のフォルダです。左側のフォルダツリー自体はかなり下に表示されています。
1.17 限界まで縮小
- どのくらい限界まで縮小表示できるのか試してみました。左側のフォルダツリーはレイアウトが崩れますが、その他は特別問題はありませんでした。
そもそもこういうことを試す必要もないとは思いますが。
1.18 使用する時
- 「新規投稿」「ギャラリーブロック」「メディアライブラリ」をクリックして、次へ進みます。
1.19 メディアライブラリ
- 最近追加した画像一覧が表示されます。
- 日付で指定してファイルを探せます。
- 右側の「検索窓」でファイルを検索することもできます。
1.20 日付指定だけにすると
- クイズ間違い探し「47都道府県」みたいになったりします。
1.21 日付指定でも時期によっては
- 時期によっては全く異なるライブラリが見れることもあります。
1.22 さいごに
ただただ、シンプルで使いやすいプラグインです。
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